米証券取引委員会(SEC)のアリソン・ヘレン・リー委員長代理は、小口投資家による売買注文の執行権利を高速トレーディング会社と取引する「ペイメント・フォー・オーダーフロー(PFOF)」の包括的調査を支持する方針を示した。PFOFは数十年前から行われている慣行だが、米ロビンフッド・マーケッツが手掛けるような株式取引アプリを通じ多くの個人投資家が利用するようになって、より注目されるようになった。ロビンフッドを含むオンラインブローカーは、顧客の注文をシタデル・セキュリティーズやサスケハナ・インターナショナル・グループに売却し利益を得ている。リー氏は9日開示された書簡で、この慣行の詳細が完全に開示されており、「最善執行義務に則ったもの」であることを規制当局が確認すべきだと述べた。
米SEC、ゲームストップ問題受けPFOFの調査検討
有料会員限定
あなたにおすすめ