米中両国の高官は来週、アラスカ州で2日間会談する。米中高官の対面での会談は、バイデン政権発足後初めて。米政府高官が明らかにした。ブリンケン国務長官とサリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は18-19日、アンカレジで中国外交トップの楊潔篪共産党政治局員と王毅外相らと会談する。政府高官は「両国の国内政策での希望や計画について、また国際的、地域的、世界的な目標についての意見交換を目的としている」と述べた。新型コロナウイルス流行や気候変動のほか、香港に対する姿勢や台湾への圧力、オーストラリアに対する「宣言されていない禁輸措置」など見解の異なる問題がテーマになるという。米中高官による会談に先立ち、バイデン大統領は12日、日米豪印の4カ国による連携枠組み「クアッド」の首脳会談をオンライン方式で行う予定だ。