オランダの料理宅配サービス会社ジャスト・イート・テイクアウェー・ドット・コム(JET)は、欧州で競合他社のランチを奪おうと激しく攻めている。これは米国での今後の動きを予見させるものだ。アムステルダムを拠点とするJETは10日、2020年の売上高が54%増となったことを明らかにした。米同業グラブハブ(本社シカゴ)の70億ドル(約7600億円)での買収を年内に完了させる予定で、それに伴い売上高で中国を除く世界最大手となる見通しだ。オンラインベースの外食事業はほとんどそうだが、マクドナルドなど外食チェーン大手がサイトに登録して販売を始め、新型コロナウイルス流行に伴いオンラインで食事を注文する消費者が増えたことで、JETも恩恵にあずかった。