グーグルは米国の新興企業だった当時、史上最速の8年で売上高100億ドル(約1兆円)を達成した。特別買収目的会社(SPAC)が乱立する現在、上場を目指す一連の電気自動車(EV)企業はその記録を破ると明言している。中には、数年早い記録を打ち立てる計画もある。高級EVメーカーの米ファラデー・フューチャーや英国のEV・電動バスメーカー、アライバル・グループ、米EVメーカーのフィスカーは、とりわけ野心的だ。いずれも製造・販売開始から3年以内に売上高100億ドルを突破する計画を公表している。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が調査会社モーニングスターのデータを分析したところでは、売上成長ペースの速さでアルファベット傘下グーグルに続く記録を打ち立てたのは米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズだった。同社の売上高は初めて計上してから9年足らずで100億ドルを達成。これに次いでフェイスブックとEVメーカーの米テスラが、初の売上高を上げてから11年弱で100億ドルを突破した。
EV新興企業の勢い加速、狙うはグーグル凌ぐ急成長
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