空売り筋は特別買収目的会社(SPAC)に狙いを定めている。  株価の下落に賭ける投資家らの目下の標的は、ウォール街で最も注目を集めている急成長分野の一つであるSPACだ。金融情報分析会社S3パートナーズのデータによると、SPAC株の空売り残高は、年初の7億2400万ドルから3倍超の約27億ドル(約2950億円)に膨れ上がっている。  空売りを仕掛けられている銘柄には、ここ数カ月で急騰した大型SPACの傘下企業も含まれる。