――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  投資家にとって、最近の連邦準備制度理事会(FRB)は、人生を立て直したと語る友人のようなものだ。その言葉を信じたいが、信じていいのか確信が持てない。  経済は大幅な改善に向かうように見え、インフレ率が少なくとも一時的に上昇する可能性が高いとしても、今後数年は利上げをしない――。ジェローム・パウエル議長率いるFRBは、投資家にそう信じさせたがっている。