新型コロナウイルスの感染拡大を契機とした時代や状況の変化の中で、「このままではまずい。どうにかしないと」と思いながらも行動できずにいる人が増えています。その一方で、状況の変化を生かして、着実に行動している方もいます。その違いは、どこにあるのでしょうか。(目標実現の専門家、メンタルコーチ、株式会社アンカリング・イノベーション代表取締役 大平信孝)
行動できない人が持っている
「共通の思い込み」
◎失敗してはいけない
◎正しい答えを見つけないといけない
◎行動するからには完璧でないといけない
◎一度はじめたら成果が出るまで継続しないといけない
こういった思い込みがある方は、「このままではまずい」「何かしなければ」と思いつつ、行動に着手できずにいることが多いです。かつての私もそうだったのでよくわかります。
特に、「こうすればうまくいく」「こうすれば幸せになる」「こうしたら一生安泰」という正解が見えない状況では、どこを目指したらいいかわからなくなってしまいます。行くべき方向、目指すべき方向を見失うと、さらに不安になります。すると現状維持、とりあえず今までと同じ状況を死守したくなるのです。