現在は強気相場でも弱気相場でもない。「知らざる」相場だ。かつては、できる限りを学ぶことに最も努力した投資家だけが、自慢話をすることができた。今では往々にして、ほとんど何も知らず、それを気にかけようともしない人々にその栄光がもたらされる。こうして伝統的な投資の階層構造は逆さまになったが、それも長くは続かないだろう。「自分がいったい何しているのか、わけが分からない」。ある若者は1月、動画共有アプリのTikTok(ティックトック)でこう話した。「お金をもうけていることだけは分かる」。株の取引を始めて3日しかたっていないが、「たったそれだけで、今日は300ドル稼いだ」と続けた。この若者、ダニー・トラン氏はその後の数週間で、TikTokのフォロワー数が約50万人に達した。
ロビンフッドで稼ぐ投資家の勝ちどき、いつまで?
無知ひけらかす驕れるトレーダー久しからず
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