米政府がかつて対話できるイラン人と見なしたアリ・ラリジャニ氏は、米国とイスラエルの軍事行動に対する猛反撃を指揮する国防責任者として死亡した。イスラエルは17日、イラン最高安全保障委員会(SNSC)のラリジャニ事務局長を空爆で殺害したと発表した。イランは2月28日の開戦直後に最高指導者アリ・ハメネイ師も殺害されており、国家の最重要人物を再び失ったことになる。ラリジャニ氏は軍事作戦が始まってから数時間後、ドナルド・トランプ米大統領に米・イスラエルによる攻撃とハメネイ師の死の「代償を支払わせる」と誓った。トランプ氏は「全く気にしない」と応じ、ラリジャニ氏が何者かも知らないと一蹴した。ハメネイ師の上級顧問でもあったラリジャニ氏は、イランの軍事対応に関しては大統領や、ハメネイ師の息子で新たに最高指導者に選ばれたモジタバ・ハメネイ師といった他の指導者より大きな役割を果たしていた。