米疾病対策センター(CDC)は29日、バイオ医薬品の米モデルナ製に加え、米製薬大手ファイザーと独医薬ベンチャーのビオンテックが開発した新型コロナウイルスワクチンについて、実世界でも感染抑制に高い効果を発揮することが確認されたと発表した。CDCは医療従事者やファーストレスポンダーなど必要不可欠な業務に従事するエッセンシャルワーカー約4000人を調査。2回目のワクチン接種を受けてから2週間では感染を90%抑制する効果があったことが確認されたという。また症状の有無に関係なく、これらのワクチンが感染リスクを低減できることもデータで示された。CDCのロシェル・ワレンスキー所長は「ワクチン接種に向けた国の努力が奏功していることが研究で示された」とし、「承認されたこれらのワクチンは壊滅的なパンデミック(世界的大流行)を終わらせるための重要な手段となる」と述べた。
ファイザーとモデルナのワクチン、実世界でも効果=CDC
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