通販Photo:PIXTA

コロナ禍から企業が復活するのは一体、いつになるのだろうか。上場100社超、30業界を上回る月次業績データをつぶさに見ると、企業の再起力において明暗がはっきりと分かれている。前年同期と比べた月次業績データの推移を基に、「嵐」から「快晴」まで6つの天気図で各社がいま置かれた状況を明らかにする連載「コロナで明暗!【月次版】業界天気図」。今回は、3月度の通販編だ。

モノタロウの売上高27.8%増がベルーナの39.4%増より
「価値ある増収」な理由

 通販の主要3社が発表した3月度の月次業績データは、以下の結果となった。

 アスクルの単体売上高は、前年同月比100.8%(0.8%増)、モノタロウ(MonotaRO)の売上高は同127.8%(27.8%増)、ベルーナの総合通販事業計は売上高は同139.4%(39.4%増)だった。

 いずれも前年実績を超えており、業績好調な通販3社の詳細データを確認していこう。