スティーブ・ジョブズ氏 Photo:Justin Sullivan/gettyimages
プレゼンや会議で、短い言葉でも相手の心をつかみ、複雑な内容をわかりやすく伝えられる人がいる。Apple創業者のスティーブ・ジョブズもまた、その1人だ。彼の話は、なぜ多くの人に受け入れられたのか。その背景には、話し始める前の「ある習慣」があったという。※本稿は、図解の専門家の高野雄一『話のうまい人は頭のなかで「見えない図」を描いている』(KADOKAWA)の一部を抜粋・編集したものです。
スティーブ・ジョブズが
会議でまず行ったこととは?
話がうまい人は、言葉で話す前に、「構造」で考えています。
その代表例が、Apple(アップル)創業者のスティーブ・ジョブズです。
彼には、次のような有名な逸話があります。
“マーカーを手にするとホワイトボードのところへ行き、大きく「田」の字を描く。
「我々が必要とするのはこれだけだ」そう言いながら、マス目の上には「消費者」「プロ」、左側には「デスクトップ」「ポータブル」と書き込む。
各分野ごとに1つずつ、合計4種類のすごい製品を作れ、それが君たちの仕事だとジョブズは宣言した”
「我々が必要とするのはこれだけだ」そう言いながら、マス目の上には「消費者」「プロ」、左側には「デスクトップ」「ポータブル」と書き込む。
各分野ごとに1つずつ、合計4種類のすごい製品を作れ、それが君たちの仕事だとジョブズは宣言した”
ジョブズは、長い説明をしません。
分厚い資料も使いません。
彼が最初にすることは、ホワイトボードに図を描くことだけです。
・誰のための製品か
・どんな使い方か
・どこに集中するのか
それを、言葉で説明する前に、1枚の図で共有したのです。
ここで大事なのは、ジョブズが「考えがまとまってから図を描いた」わけではないことです。彼は図を描きながら、考えをまとめていたのです。マーカーを持ち、線を引き、言葉を書き込む。







