――筆者のジェラルド・F・サイブはWSJエグゼクティブ・ワシントン・エディター
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草の根保守派運動「ティーパーティー(茶会派)」が台頭した2009年、共和党指導部はその支持者の機嫌をとりつつ、その情熱を吸い上げる一方で、運動自体をコントールできるとふんでいた。
だが、その読みは外れた。それどころか、共和党指導部は手なずけようとしたその運動と、自分たちが有利になると考えた「草の根」の怒りにより、消耗仕切ってしまった。
ティーパーティーの熱気は共和党の下院過半数奪還を実現し、ジョン・ベイナー氏を下院議長に押し上げた――だが、同氏は自ら乗じたこの運動を抑制できず、最終的には不満を募らせて議員を辞職した。