イスラエルの右派政党「ヤミナ」のナフタリ・ベネット党首は30日、ベンヤミン・ネタニヤフ首相と対立するライバル政党との連立政権に参加する方針を示した。ネタニヤフ氏の10年余りにわたる権力掌握に終止符を打つ政権樹立へと道が開いた形だ。ベネット氏は、「この国を現在のスパイラルから救い、軌道に乗せるために、友人であるヤイル・ラピッド氏との挙国一致政府の樹立に向けて私は全力を尽くすつもりだ」と述べた。ベネット氏の所属する右派政党「ヤミナ」は、連立政権においてラピッド氏の中道政党「イエシュ・アティド」と主要なパートナーとなることが予想される。3月の総選挙で議会の議席の過半数を獲得した政党がなく、最初にネタニヤフ氏が連立政権工作に失敗したことを受け、ラピッド氏が政権樹立を指示された。
イスラエル元国防相、ネタニヤフ氏と袂を分かつ 連立政権参加へ
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