中国・杭州に住む元政府職員のリ・ファンファンさん(33)は12月、3人目の子供を出産したことを理由に解雇され、裁判を起こした。  仲裁委員会はそれに先立ち、リさんが中国の出産政策に違反したため、新たに母親になった人向けの保護を受けることはできないとの判断を示していた。この裁判は広く報じられたが、リさんは違反についてオンラインで批判されることを恐れ、メディアの取材でフルネームを使うことをちゅうちょしていた。  だがその間もずっと、リさんは何ら悪いことをしたとは思っていなかった。中国の人口動態を背景に、中央政府は今や彼女の味方に回っている。