ジョー・バイデン米大統領とボリス・ジョンソン英首相は10日、対面で初めて会談し、民主主義の促進と独裁主義台頭への対抗を中心とした米英関係の将来図を共有した。両氏は新たな「大西洋憲章」と位置付けられた文書に合意した。文書には幅広い内容が盛り込まれ、新型コロナウイルス感染が世界の一部で拡大し続ける中、コロナ禍克服後の道筋を示した。科学や技術への投資や気候変動への新たな取り組み、世界的な公衆衛生上の脅威に対する対応策向上などがうたわれた。今回の文書は、1941年に当時のウィンストン・チャーチル英首相とフランクリン・D・ルーズベルト米大統領が第2次世界大戦後を見据えて発表した共同宣言である大西洋憲章にちなんでいる。