【カービスベイ(英国)】先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)は13日、中国の世界的な影響力に対抗するためジョー・バイデン米大統領が国際的な連携構築に向けモメンタムを得ようとする中、中国に人権の尊重を求める共同声明を採択して閉幕した。一方で中国を直接的に非難するまでには踏み込まなかった。  25ページに及ぶ声明は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)からの回復や世界の経済、税制、貿易に加え、女子教育などの問題に幅広く言及。中国に対して「特に新彊地区の人権と基本的な自由、香港の人権、自由と高度な自治権を尊重する」ことを求めた。