イスラエル警察は15日、エルサレムでの右派によるデモ行進を妨害しようとしたパレスチナ人に向け、ゴム弾を発砲した。パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスは、イスラエル側に風船爆弾を放ち、行進に抵抗するよう呼びかけるなど、同地域では新たな衝突拡大への懸念が生じている。エルサレム旧市街のイスラム教地区にはイスラエル人の若者が多く集まり、一部は「アラブに死を」と連呼した。現地では数千人のデモ参加者も集結し、イスラエルによる東エルサレム統治を主張し祝っていた。これに対し、パレスチナ人らは投石を行い、路上でイスラエル警察と対立した。警察側はゴム弾に加え警棒や放水によって、右派の集会を中断させようとしたパレスチナ人らに対応した。
イスラエル右派とパレスチナ勢がエルサレムで衝突 ゴム弾発砲も
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