米上院は15日、「奴隷解放記念日(ジューンティーンス)」である6月19日を連邦の祝日とする超党派での法案を全会一致で可決した。法案には60人以上の上院議員が支持を表明していた。今後は下院で可決される必要がある。ジューンティーンスは、1865年6月19日にゴードン・グレンジャー将軍が連邦軍を率いテキサス州ガルベストンに入り、同州で最後まで奴隷として扱われていた人々を解放した日。これは、南北戦争が集結して2カ月以上、また南部州の奴隷が自由であることを定めた奴隷解放宣言をエイブラハム・リンカーン大統領が発表してから2年半後のことだった。チャック・シューマー上院院内総務(民主、ニューヨーク州)は、法案採決の日程について公言していなかった。このため、同氏が迅速な可決に向け15日午後に全100人の上院議員の賛同を求めたのは想定外のことだった。
米奴隷解放記念日を祝日に、上院で法案可決
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