米連邦準備制度理事会(FRB)は16日、新型コロナウイルス感染拡大の影響から経済が急速に回復し、インフレが過熱する中、3月時点の予想よりも早い2023年後半までに利上げを行うとの見通しを示した。政策金利予測の中央値によると、FRB当局者は2023年末までに政策金利がゼロ近辺から0.6%に引き上げられると予想している。3月時点の見通しでは、23年を通して金利を据え置くと予想していた。一方、債券購入策については景気回復の「大幅なさらなる進展」があるまで継続する見通しであることを改めて強調した。