コロナ禍で
痛風・高尿酸血症の患者が3割超増!
一般社団法人日本生活習慣病予防協会が医師を対象にしたアンケートによると、コロナ禍で痛風や高尿酸血症患者が3割以上増加したとの結果が発表されている。
このアンケートは、新型コロナウイルスによる社会的影響が顕著になった昨年春から夏にかけて実施されたものだ。増加の背景には、新型コロナ対策によって生じた仕事や生活環境の変化が要因となっている可能性もあると分析している。
現在、成人男性の5人に1人は痛風予備軍とされており、痛風は決して珍しい病気ではなくなっている。痛風にははっきりとした3つの特徴がある。
まず、痛風患者の9割以上が男性であること。それから、初発作は35歳から45歳の年代が最も多いこと。さらに、つらい痛みを起こす場所の7割は「右足の親指付け根」といった具合だ。
「水分不足になりがちな初夏から秋に初めて痛風発作を起こす患者が増える傾向があります」(くきどめ整形外科・久木留伸典院長)
痛風の夏、日本の夏と、どうやら痛風は夏に襲ってくる可能性があるようだ。痛風は1度発作を起こしてしまうと、冬だろうと春だろう再発リスクを抱えることになる。