昨年から続く新型コロナウイルス感染拡大の影響で、多くの企業が在宅勤務を導入した。また、感染防止の観点から、“密”になる時間を避け、時差通勤を推奨している職場もある。あるいは、通勤手段に電車ではなく自動車や自転車を使うようになったという人もいるだろう。
以前とは、通勤の頻度や方法が大きく変わる中で、通勤への満足度はどう変化しているのだろうか。
一般社団法人日本リカバリー協会は、全国の男女10万人(男女各5万人)を対象に、大規模インターネット調査『ココロの体力測定2020』を実施。その中で、「通勤満足度」に関する詳細な調査を行っている。
※集計期間は2020年7月21~27日。調査機関はストレスオフラボ、合同会社エンディアン。サンプル数は男女各5万人で、各都道府県500サンプル以上を確保し、その後人口比率(都道府県、年代)でウエート修正した。また今回は20年6~7月の通勤時間の満足度を0~10点で回答してもらい、NPSと同様に、不満足(0~6点)、どちらとも言えない(7~8点)、満足(9~10点)でクラスタ化して分析を行った。その上で、「満足(9~10点)」と答えた人の割合を都道府県ごとに集計。ランキングを作成した。
「通勤満足度が高い」都道府県ランキング
男性1位は岩手県、女性1位は福島県
「通勤満足度が高い都道府県ランキング【男性版】」1位は岩手県で、通勤時間に満足している人の割合は16.2%だった。2位には長崎県、3位には青森県が続いた。
また、「通勤満足度が高い都道府県ランキング【女性版】」の1位は福島県で、同21.7%だった。2位には宮崎県がランクイン。3位は静岡県だった。
全国平均で見ると、通勤満足度が高い人の割合は男性が11.6%で、女性は16.4%。男女で5ポイント近く差が開いた。
それではさっそく47都道府県のランキングを見てみよう。