AI検索が広がると、ユーザーは検索結果の先頭に表示されたAIの要約を読んで満足し、リンクをクリックしない「ゼロクリック検索」が急増している(写真はイメージです) Photo:PIXTA
ブログ、note、自社サイト、社内資料――どれだけ良質な文章を書いても、ChatGPTやPerplexityといったAIが「引用元」として選んでくれなければ、もはや読者にはたどり着けない時代になりつつあります。これからの発信者に求められるのは、検索エンジンに上位表示される技術ではなく、AIに「引用される」技術です。新刊『メール、企画書、プレゼン資料―思考を150%言語化するAI文章術』(青春出版社刊)では、これを「SEOからAEOへ」のシフトと呼びます。AIに引用される人と引用されない人を分けるポイントを紹介します。
「検索1位」がゴールではなくなった
これまでの情報発信は、検索エンジン最適化(SEO)が王道でした。検索結果の上位10件に入れば、あとはユーザーが比較して選んでくれる。だからキーワードを散りばめ、見出しを工夫し、被リンクを増やすことに労力を注いできました。
ところがAI検索が広がると、ユーザーは検索結果の先頭に表示されたAIの要約を読んで満足し、リンクをクリックしないケースが急増しています。いわゆる「ゼロクリック検索」です。リンクをたどるのは、出典をたしかめたい、詳細に踏み込みたい――そんな限られた場面だけになりました。
つまり競争の軸が変わったのです。検索結果の上位10件に入ることより、AIが回答をつくるときの「参照候補」に選ばれることが重要になった。これが「SEOからAEO(Answer Engine Optimization=回答エンジン最適化)への転換」と呼ぶ事象です。







