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仕事がデキる、成績がいい......そんな視点で周囲の人をジャッジすることは果たして正解なのだろうか?評価に縛られずに個々が能力を発揮するために必要な視点を解説する。※本稿は、組織開発コンサルタントの勅使川原真衣『「頭がいい」とは何か』(祥伝社)の一部を抜粋・編集したものです。
まずは他者をジャッジしている
「自覚」と「想像力」を持つべき
「優秀な個人なら短い労働時間で成果を出せるはずだ」という主張の裏にあるのは、「あいつは出来が悪いから労働時間が長い」とか「頭が悪いから成果が乏しい」という断罪的な発想です。
このような二項対立が根底にある限り、議論は前に進みません。
この固定観念から抜け出すために、まずは「他者をジャッジしている」ことに自覚的になることを出発点としましょう。
目の前にいる人を、ついジャッジしてしまうこと。
これはもう社会的動物である人間の性です。ルッキズムとまではいかなくとも、たとえば、乗り込んだ電車で不審な動きをしている人を見て、「ちょっとやばいのでは?」と離れた席に座るように、ジャッジを下すことは命を守るための危機管理能力、つまり生存本能でもあるからです。
その上で、重要なのはジャッジを下した自分に「あ、いま決めつけちゃったな」と気づけるようになるかどうか。この自覚の有無によって、その後の行動が変わっていくと私は信じています。
ジャッジを下す行為は、いわば「削ぎ落とし」です。







