入団の契約金や入社の一時金は通常、プロのスポーツ選手や一部のホワイトカラー専門職の限られた報酬だったが、この夏は違う。。米国では製造業や物流、ヘルスケア、フードサービスなどの業界で労働者の確保が急務となる中、トラック運転手、ホテルの清掃員、倉庫作業員などに数百ドルから数千ドルもの入社一時金が支給されている。6月に求人検索サイト「ジップリクルーター」に掲載された求人のうち、約20%が一時金を支給している。その割合は3月の2%から跳ね上がった。ジップリクルーターのエコノミスト、ジュリア・ポラック氏によると、入社一時金を含む求人情報の比率が高いのは、アイオワ、ミズーリ、バーモント、ワイオミング、アーカンソーの各州となっている。