「居場所を守ること」が誇りになる
私の人生を振り返ってみると、
大部分の時間を会社で過ごしていたが
いつも自分が誇らしかった。
簡単ではなかったが、
自分の居場所を守ることによって
私の望む暮らしと家族を守れていたから。
おいしい食べ物を食べて
素敵な場所に旅行に行き
買いたい服を買って
趣味の時間を過ごして
新しい経験ができたから
こんな私が誇らしかった。
会社に長年通うのか短い間だけ通うのか、
今後どうなるかはまだわからなくても
自らの居場所を黙々と守る自分を
今以上に誇らしく思ってほしい。
人は誰しも、自分が見たいと願う虹を
心の中に1つずつ抱いて生きていく。
その虹を見るためには、
雨の降る日を乗り越えなければならない。
私たちは人生において、
それぞれ雨の降る日を耐えながら生きていく。
今、雨が降っているからと言って
失望しすぎないようにしよう。
この雨がやんだら、
美しい虹のような出来事がやってくるだろう。
(本原稿は、クルベウ著 藤田麗子訳『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』から一部抜粋・改変したものです)