シリーズ18万部突破の最新刊『精神科医Tomyが教える 1秒で元気が湧き出る言葉』の著者・精神科医Tomy先生が、voicy「精神科医Tomy きょうのひとこと」で元気が湧き出る言葉の音声配信を始めた。終わりの見えないコロナ禍で不安が広がるいま、心のなかに小さな希望を増やす方法を教えてくれる。きょうのひとことは、これ!
「考えごとは朝にするクセを」

夜、考えごとをしてモヤモヤせずぐっすり眠れるとっておきの方法Photo: Adobe Stock

寝る前にモヤモヤしていませんか?

きょうのひとことは、「考えごとは朝にするクセを」

明日から仕事が始まる日曜日の夜なんかは、とくに憂鬱になる人が多いと思います。
夜にいろいろとやらなきゃいけないことを考えていると、モヤモヤしてしまって、眠れなくなってしまう人が結構多いんです。

アテクシも以前は、そういう傾向がありました。
「以前は」というのは、アテクシは考え方を変えたんですね。
考え方を変えて、寝る前にモヤモヤせずに済むようになったんです。

以前は、寝る前に明日やらなきゃいけないこととかを考えて、モヤモヤしてしまって、眠りが浅くなったりしていました。
さらに仕事やら何やらでとても忙しい時期に、毎日寝る前に明日のことを考えていたら、とうとう眠れなくなってしまったんです。

これはマズイということで、ちょっと考え方を変えてみたんですね。
どうしたかっていうと、次の日にやらなきゃいけない
「ToDo(やること)リスト」を書き出すようにしたのです。
いつ書き出したかというと、寝る前。
ここが大切なポイントですが、リストを書き出したらそこでいったん忘れて寝る。

そして、次の朝、起きてからリストをチェックするというふうにしたんですね。

つまり、考えごとは朝にするようにしたんです。

朝、その日にやることのToDoリストをチェックして、1つひとつリストをこなしていく。
終わったことは「もうやらなくていいんだ」と、リストの内容を消していくんです。
そうすると、1日の終わりには「宿題が全部終わったあと」みたいな感じで、「今日はもう何も考えなくても、やらなくてもいいんだ。やった!」みたいな状態ができるわけです。
そういうふうにすると、夜は頭のなかがスッキリ開放された気分になって、ちゃんと眠れるようになったんです。

寝る前にいろいろと考えごとをしないために大事なことは、次の日にやらなくちゃいけないことをToDoリスト(メモ)として残して、いったん忘れることです。

もし、本当は今日やる予定だったことができずにリストが残ってしまった場合、次の日のリストに書けばいいだけ。
そしていったん忘れて寝る。
これを繰り返せばいいんです。

そうすると、その日の宿題が時間が経つにつれてどんどん消えて、なくなった時点で、その日は好きに過ごしていいんだ、というふうになる。
これが私のおすすめの、夜モヤモヤせずに済む方法です。

きょうのひとことは、
「考えごとは朝にするクセを」
でした。

参考になったかしら?