【ニューデリー】インドは新型コロナウイルス感染症向けのメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンを年末までに国内で製造する準備を進めている。成長が続くインドの製薬業界にとって画期的な進展となり、世界のワクチン製造拠点の強化にもつながるとみられる。  米ファイザーや米モデルナがmRNA技術に基づくコロナワクチンを市場に投入したことを受け、世界では多くの企業が後に続こうと競っている。インドではナレンドラ・モディ首相の後押しもあり、企業がこの新たな分野での存在感を高めようとしている。先頭に立とうとしているのがジェンノバだ。