【ワシントン】米下院民主党は約1兆ドル(約111兆円)のインフラ支出案に関し、30日夜に予定していた採決を見送った。同党指導部の側近らが明らかにした。指導部は党内で対立を続けている勢力の団結を狙い、社会政策や気候変動対策に関する別の予算案での合意を目指していたが、これを断念したという。  主要議員らによると、医療ケアや教育、気候変動対策に関連する予算の規模や中心となる政策枠組みの策定では進展もあったが、協議にはさらに時間が必要だという。