完璧に100点でなければできていないは、
単なる思い込み

 100点満点は無理でも、60点でも、70点でも、できていると考えていいのです。

 ここで強調したいのは、「完璧に100点でこなさなければできていないことになる、という思い込みは間違っている」ということです。

 この世の中に毎日100点幸せハッピーラッキー! な人もいなければ、毎日何も苦労せず、何でも完璧にこなせる人もいません。

 あなたが知らない範囲で皆、何かしら自分が社会で困らないように準備し、工夫し、失敗を繰り返しながら、うまいことそれなりにやれているように見せること(擬態)に「今」成功しているだけです。誰でも欠点はありますし、できないことがあります。

 だから失敗もするし、うまくいかないことがほとんどなのです。

 でも、何度失敗をしたとしても、最終的に「今」何とかなっているのであれば、それでいいのです。

 だから、もう変えることができない過去を延々悔やんでも仕方がないし、起こってもいない未来を勝手に空想して怯えても仕方がありません。