ドナルド・トランプ米前大統領が計画中のデジタル・メディア事業は、同氏の知名度とオンラインのフォロワー数を背景に、林立している右派系のサイトやソーシャルメディア(SNS)の中ですぐに競争力のあるメディアとして頭角を現す可能性がある。トランプ・メディア&テクノロジー・グループは20日、「トゥルース(真実)ソーシャル」という新たなSNSを立ち上げることを明らかにした。今年1月6日の連邦議会乱入事件を受けてフェイスブックとツイッターでの発信を禁じられたトランプ氏は、新たなSNSの立ち上げを模索していた。トランプ・メディア&テクノロジー・グループの会長でもあるトランプ氏は20日の声明で「巨大ハイテク企業に立ち向かう者がいないのはなぜなのか、と誰もが私に質問する。われわれは間もなく立ち向かう」と語った。