オーストラリアはソーシャルメディア企業に対し、子どもを有害なコンテンツに誘導することを禁じる新しい個人情報保護法を検討している。オンラインプラットフォームが若者のメンタルヘルスに及ぼす影響を巡り、世界各地で対策への動きが出ている。豪政府は25日、テクノロジー企業を対象とするオンラインプライバシー規則の制定に向けた法案を公表した。ある政府当局者によると、この法案は来年の早い段階で議会に諮る見通し。可決されれば、個人情報保護当局はテク業界からの意見を参考にしつつ、12カ月以内に規則をまとめる予定だ。この規則は米フェイスブックなどのソーシャルメディア企業に対し、子どもの個人情報の収集・利用・開示において子どもの利益を最優先にさせることを義務付ける内容になる。16歳未満の子どもの場合、アカウント設定時に親の承認を得ることを義務付ける。