米国の国境が11月8日に再開され、外国人旅行者が入国できるようになる。これにより、新型コロナウイルス感染拡大が始まった1年7カ月前から続いてきた最も長期にわたる規制の一つが解除され、米国のコロナとの戦いは慎重ながらも楽観ムードが広がる中で新局面を迎えることになる。デルタ変異株の感染の勢いが弱まり、ワクチンの接種対象年齢が広げられたことから、多くの地域でワクチン接種完了者に対し、マスク義務付けなどの制限が撤廃されている。こうした緩和措置の背景にあるのは、直近の感染拡大が最後のコロナ流行局面になる可能性があるという賭けだ。サンフランシスコでは先日から、オフィスやジムなど収容人数100人未満の場所で、ワクチン接種証明を条件に、マスク着用の義務付けが緩和された。イリノイ州のJ・B・プリツカー知事は、感染者数の減少が続きさえすれば、ホリデーシーズンにマスク着用義務の一部を緩和したいと述べている。ハワイは8月、旅行者に自主的な訪問延期を呼びかけたが、11月1日から旅行者の受け入れを再開する。
米コロナ対応が転換局面に、国境再開で緩和にカジ
飛行機は満席、サンフランシスコはマスク着用緩和
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