――筆者のジェラルド・F・サイブはWSJエグゼクティブ・ワシントン・エディター ***  選挙運動は(わずかでも成功したものは)、未来に関するものであり、過去に関するものであってはならないというのが政治家が持つべきの信条だ。  ドナルド・トランプはその格言をはき違えようとしており、身内の共和党メンバーの多くも、自ら一定の危険を冒しつつ追随している。  トランプ氏は今年のバージニア州知事選と来年の中間選を自身に関する戦いとして位置づけようとしている。2020年の大統領選で勝利を奪われたとの根拠のない主張に共和党の関心を引きつけておくことが狙いだ。