「それはリボンもないし、タグもない。包装紙もなく、箱にも袋にも入っていなかった」絵本の主人公グリンチは、村人の大好きなクリスマスを盗もうとしたが、それでもクリスマスはフービル村にやってきた。新型コロナウイルス禍によってサプライチェーン(供給網)や人手不足の問題は生じたが、それでもクリスマスは今年、米国にやってくるだろう。ただ、包装用の箱や袋のコストは上昇し、有利な立場にある小売業者のみが値引きを避けたり、高騰するコストを相殺できたりするだろう。米国人は有り金をはたくと決めているが、もし実物の商品で適当なものが見つからなければ、バーチャルな商品を選ぶ人が増えるだろう。消費支出の観点からは、記憶に残るホリデーシーズンとなりそうだ。だが、消費者の求めに対応できない企業にとっては、そうなるはずだっただけで終わるだろう。
サンタがお店にやってくる 素通りの店も
長い買い物リストは役に立たない
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