米アルファベットが26日発表した7-9月期(第3四半期)決算は、傘下のグーグルが記録的な売上高成長を遂げ、2倍近い増益となった。消費者の購買がオンラインに移行し、中小企業がそうした顧客向けのデジタル広告に投資したことが追い風となった。好調な決算は、新型コロナウイルス感染流行がいかに同社の基幹である広告事業を勢いづけたかを浮き彫りにした。小売店の客足が減る中、マーケターが商品の販売促進のためにグーグルを利用し、同社は通常であれば2年かかるレベルの四半期売上高の成長を1年で達成した。アルファベットの7-9月期売上高は前年同期比41%増の651億2000万ドルと、過去14年の最高を記録。純利益は210億3000万ドルで、コロナ前の約3倍となった。