動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」のおかげで、米コーヒーチェーン大手スターバックスでは、同店のカスタマイズサービスが「災難」を招く事態となっている。通常のドリップコーヒーから、5ドル(約570円)の「ハーフデカフェ、エキストラホイップクリーム入りモカラテ」を作り上げたのはスターバックスだが、このコーヒーチェーンでは現在、ソーシャルメディアサイトのインフルエンサーたちが思いついた何十もの変わった調合品を作るのに大変な作業を強いられている。たとえば、コールドブリュー(水出しコーヒー)にキャラメルシロップを加え、バニラフレーバーの甘いフォームの上に細く絞り出したダークキャラメルとキャラメルのソースをかけた「トリプル・キャラメル・スレット」や、ストロベリー・アサイー・リフレッシャーに緑茶パウダーを加え、甘いフォームを加えた「マッチャ・ピンク・ドリンク」などだ。その複雑さゆえに、行列は長くなり、バリスタたちをきりきり舞いさせている。