米国で新型コロナウイルスの新規感染者が減り、ワクチン接種率が上がる中、一部の大企業は職場のマスク着用義務を解除し始めた。その他の企業の従業員も、コロナ対策として必要とされてきた面倒なマスクを外せないものかと考えている。アップルは米国内の多くの店舗で5日からマスク着用義務をやめると発表。アマゾン・ドット・コムと金融大手JPモルガン・チェースも最近、特定の従業員に対するマスク指針を緩和した。ニューヨークの不動産管理会社で働くアントネシア・テーラーさん(32)は約2週間前、社内でマスクをしなくてもいいとの従業員宛て通知が会社から届いたとき、「有頂天」になった。「毎日マスクをしないといけない日々が完全に終わった。うっとうしかった」と言うテーラーさんは、身近な同僚と同じくワクチン接種を完了している。「通知を読んで、みんなマスクを取り始めた」