米企業は従業員の採用プロセスを簡素化している。  化粧品販売のザボディショップは就職希望者の学歴要件を外し、経歴・身元調査(バックグラウンドチェック)もやめた。貨物輸送大手ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)は一部の職種について、採用プロセスにかかる時間をわずか10分程度に短縮した。ドラッグストア運営のCVSヘルスは、就職を希望する大卒者に成績表の提出を求めないことにした。  求人数が求職者数を上回っている現在の米労働市場で、各企業はより多くの就職希望者を呼び込み、採用する方法について知恵を絞っている。