――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  2015年にパリで開催された国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)では、政府が企業に排出量の削減を迫る場面がほとんどだった。グラスゴーで開催されているCOP26では、企業が政府に行動を促す側になっている。  先週開幕したCOP26サミットへの期待は当初低かったが、次々と発表される公約によって高まってきた。一部の公約は「リサイクル」されたものであるという懐疑的な見方もある。