米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニーは大勢のストリーミング動画ファンを抱えている。だがウォール街のファンは若干はらはらし始めている。10日発表された7-9月期(第4四半期)決算は、動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」の契約者数が210万人しか増えず、2年前のサービス開始以来で最も低い伸びだった。アナリストが予想した契約者930万人増を大きく下回る数字だ。だがボブ・チャペック最高経営責任者(CEO)が事前に発した警告には沿うものだった。同氏は9月の投資家会議で、新作公開ペースや主要な国外市場の逆風を考えると、7-9月期は伸びが「100万人台の低い数字」に鈍化すると予想していた。