米金融大手ゴールドマン・サックス・グループは、ローコード・ソフトウエアを手掛ける米WSO2に9000万ドル(約103億円)出資する予定だ。企業は営業担当者や経理担当者に独自のアプリケーションを作成させることで開発者不足に対処しようとしている。ゴールドマンによると、16年前に設立されたWSO2は、さまざまな業界の企業に「ミッションクリティカル(業務の遂行に必要不可欠なシステム)サービス」を提供しており、今回の出資は高成長中のソフトウエア企業への投資に注力するというゴールドマンの方針に合致するという。カリフォルニア州マウンテンビューに本社を置くWSO2は、ゴールドマンから得た資金をクラウドベースのローコード・プラットフォームの拡張に充てると述べた。このプラットフォームは、企業のIT(情報技術)部門以外の従業員がビジネスアプリを作成するプロセスの簡素化を目的としたものだ。