米トランプ前政権の首席戦略官を務めたスティーブ・バノン被告(67)が15日午前、米連邦捜査局(FBI)に出頭した。午後には罪状認否手続きのため初出廷する見通しだ。バノン被告は1月6日の議事堂乱入事件を調査していた下院委員会への召喚を拒否したため、12日に議会侮辱罪で連邦大陪審に起訴された。バノン被告は15日午前10時前にFBIのワシントン事務所に出頭。テレビカメラに向かって「バイデン政権を倒す」と話した。連邦大陪審は先週末、バノン被告を証言録取の拒否と下院委への文書提出の拒否を巡り、2件の議会侮辱罪で起訴していた。バノン被告はトランプ政権初期に首席戦略官を務めたが、2017年8月にホワイトハウスを追われた。