オンラインゲームのプラットフォームを手掛ける米ロブロックスは、世界で学校向けに教育系ビデオゲームの開発を計画している。10代を中心にユーザー層を拡大するとともに、「メタバース」と呼ばれる次世代のネット世界で存在感を発揮する戦略の一環だ。同社は15日、中学、高校、大学向けに三つのビデオゲームを開発するため、これまで1000万ドル(約11億4000万円)を振り向けたと発表した。同社の無料プラットフォームは7-9月期に4700万人のデーリーユーザーを抱えるが、このうち約半分は13歳未満だ。3種のゲームはそれぞれロボット工学、宇宙探査に特化したものに加え、コンピューター科学やエンジニアリング、生体医科学に関する概要やキャリアについて学生に指導する内容となっている。