ジョー・バイデン米大統領と中国の習近平国家主席によるオンライン形式での首脳会談が米東部時間15日夜に始まった。両首脳は協議の冒頭で、米中の対立緩和に向け発言を交わした。バイデン氏は「中国と米国のリーダーとして、意図的であってもそうでなくても、われわれの競争が対立へと変わらないようにしていく責任があると考えている」と述べた。習氏は、副大統領を務めていたバイデン氏を「旧友」と呼び、米中が「平和的に共存」できることを願っていると発言。「米中は対話と協力を強化していかなければならない」とした。首脳会談は数時間にわたって非公開で実施される。バイデン政権が発足した1月以降、両国関係は緊迫しているが、冒頭の発言はその抑制に向けた姿勢を示す内容となった。