オンラインの仮想空間「メタバース」への熱い注目は、市場で最もホットな2つの半導体銘柄を一段とたきつけている。皮肉なことに、この2社は素晴らしい新たな仮想世界で、これまで以上に直接競合する可能性がある。エヌビディアとアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は旧フェイスブックが7-9月期決算を発表した先月下旬以降、株価が30%、20%それぞれ急伸している。フェイスブックの決算発表では、来年の設備投資を約66%拡大する計画も明らかになった。自社の「メタバース」構想を資金的に支え始めることが主な狙いだ。メタバースとは、現実の経済を伴う仮想世界を含む、次世代のネット空間だ。フェイスブックは計画の一環として、社名まで「メタ・プラットフォームズ」に変更した。来月には新たなティッカーシンボルでの取引が始まる。
エヌビディア対AMD、メタバースで激化
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