米プロバスケットボール協会(NBA)のロサンゼルス・レイカーズの本拠地として知られる「ステープルズ・センター」が、「クリプト・ドット・コム・アリーナ」に名称を変更する。シンガポールを拠点とする暗号資産(仮想通貨)取引所のクリプト・ドット・コムが新たなスポンサーとなったためだ。アリーナを所有するAEGワールドワイドが、クリプト・ドット・コムと20年間の命名権契約を交わした。事情に詳しい関係者によると、クリプト・ドット・コムは契約期間全体で7億ドル(約798億円)支払うことで合意した。12月25日から新名称に変わる。ステープルズ・センターはレイカーズ以外にも、同じくNBAのロサンゼルス・クリッパーズや、米ナショナル・ホッケー・リーグ(NHL)のロサンゼルス・キングスが本拠地としている。収容人数2万人で大規模コンサートにも使用され、エンターテインメントが盛んなカリフォルニア州南部で、ハリウッドスターが公演を行ったり、観客として訪れることもある場所だ。