画像処理半導体(GPU)大手、米エヌビディアが17日発表した8-10月期(第3四半期)決算は、ビデオゲームとデータセンターの旺盛な需要を追い風に、売上高が再び過去最高を記録した。米半導体企業で時価総額が最大のエヌビディアは、新型コロナウイルス感染拡大を背景とする消費者のビデオゲーム熱や、データセンターを基盤とするデジタルサービスの普及に伴い、力強い成長を続けている。8-10月期の売上高は前年同期比50%増の71億ドル、純利益は24億6000万ドルと、いずれも市場予想を上回った。ファクトセットがまとめたアナリスト予想は売上高が68億ドル、純利益が22億7000万ドルだった。ビデオゲーム事業の売上高は前年同期から42%増加し、過去最高の32億ドル。データセンター事業の売上高も前年同期比55%増と過去最高に達した。