新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」による感染拡大を受け、世界各地で再び渡航制限を導入する動きが広がっている。ようやく持ち直しつつあった海外への渡航に新たな障害が立ちはだかっている。  米国では、自国民も含め、入国者の検査要件を厳格化する。日本とイスラエルは当面、外国人の入国を事実上禁止する。欧州やアジア諸国でも、外国からの渡航者に対して追加の検査や自己隔離など新たな規定を導入する国が増えている。  当初は、オミクロン株が最初に確認されたアフリカ南部からの渡航者の入国を急きょ禁止・制限する国が相次いだ。