米ゲームソフト小売り大手のゲームストップ株はこのところ行儀がいいようだ。2021年初めのような、重力を逃れるかのような株価の乱高下はなくなった。個人投資家がオンラインフォーラムで結束して同社株をあおったことから、1月下旬には一時、日中の取引で483ドルまで高騰し、2020年終値からの上昇率は実に2464%に達した。2月に入ると急落したが、程なく再び急騰し、3月にはまた下落。5月と6月にも同じような動きを繰り返した。ところが、ここ数カ月ほどゲームストップにとって静かな日々が続いている。先月の上昇を除けば、8月末以降、株価は170ドル~220ドル前後のレンジで落ち着いている。7日の終値は177.81ドルで、2020年末に比べれば9倍超の水準だ。
ミーム株の元祖ゲームストップ、様変わりした安定感
上昇は一時的との見方覆す落ち着いた値動き
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